連載「キレイのツボ」
〜季節のめぐる中で

ツボは押すと気持ちいい、あのツボ。と同時にキレイになるために押さえておきたい大切なポイントのこと。

岡尾知子

鍼灸師、国際薬膳師、国際中医師。美容・健康ライターから東洋医学の世界に。鍼灸師として臨床にあたりながら「ロータス薬膳教室」を主宰。薬膳・セルフケアをテーマに雑誌やWebで幅広く活躍。近著に『はじめての薬膳生活』(法研)。
◾️ロータス薬膳教室
https://www.lotus-yakuzen.com/

Vol.8
足の〝グーもみ〟で
むくみレスな美脚に!

顔、髪、姿勢など、見た目の変化はいろいろなところに表れます。意外に見落とされがちなのが足。スカートやパンツから見える足が、血色不良だったり、締まりがなかったりすると、一気に老けた印象になり、ネイルサロンでいくら爪をきれいにしても、なかなかカバーできません。

末端の循環を促す「陥谷(かんこく)」のツボ

美脚を保つ秘訣は、体の最も下にあたる足の循環をよくすること。有効なツボは、足の甲にある「陥谷(かんこく)」です。足の第2指と第3指の骨の間を足首に向かってたどって、最初にぶつかる関節のくぼみにあるツボです。じわーっと押して、ズンと痛みがあるところを探してください。

親指を当ててプッシュ!

親指の腹をツボに当て、グーッと3秒かけて押したら緩めます。これを5~10回繰り返して。滞った水分の巡りをよくしてくれるツボなので、足が冷えてだるいときや、むくみを感じるときに、お風呂の中で温まりながら押すとさらに効果的です。

足がスッキリする〝グーもみ〟

「陥谷」とその周辺を使ったセルフケアです。手でグーを作り、握った指の第二関節を足の甲の骨と骨の間のくぼみに当てます。関節の角を足の指の付け根から足首へ向けてグイグイ押しほぐしを片足50回。最初は痛いかもしれませんが、徐々に気持ちよくなってきて、終わったときには足先までポカポカになります。

〝グーもみ〟は、1日1回でOK。まずは2週間やってみてください。重く、だるかった足が軽く、血色もよくなるでしょう。続ければスラっと引き締まった美脚になれます。さっそく今日からスタート!