連載「キレイのツボ」
〜季節のめぐる中で

ツボは押すと気持ちいい、あのツボ。と同時にキレイになるために押さえておきたい大切なポイントのこと。

岡尾知子

鍼灸師、国際薬膳師、国際中医師。美容・健康ライターから東洋医学の世界に。鍼灸師として臨床にあたりながら「ロータス薬膳教室」を主宰。薬膳・セルフケアをテーマに雑誌やWebで幅広く活躍。近著に『はじめての薬膳生活』(法研)。
◾️ロータス薬膳教室
https://www.lotus-yakuzen.com/

Vol.5
瞳を潤して
ぱっちりクリアな目元に

マスクをしていると、目元が第一印象を大きく左右します。スマホやパソコンに向かう時間が長くなり、目が乾く、目がかすむといったトラブルを抱える人が急増。目を細めたり、眉を寄せたりする悪い癖が日常化し、「目元が一気に老け込んだ」と感じる人が増えているようです。

目の若さを保つ「睛明(せいめい)」のツボ

生き生きとした目元を保つツボは、目の内側にある「睛明せいめい)」です。目頭から少し内側に入った、骨のへこみ部分にあります。

眼球を押さないようソフトタッチで

目を閉じた状態で中指を「睛明」のツボに当て、人さし指を目の外側の骨の上に置きながら、力を入れ過ぎないようにして10~15秒、ジワーっと押さえてください。これを3~5回ですっきりします。

目から入る紫外線にも要注意

目にとって大敵なのは、スマホやパソコン、テレビだけではありません。
春先から急増する紫外線もそのひとつ。目から入る紫外線により、メラニンが作られるスイッチが入るので、
実は肌の老化も加速させてしまうのです。「日差しがまぶしいな」と感じたら、屋外ではサングラスを。
そしてこまめに「睛明」のツボケアを。ちょっとした心がけで、パッチリとした輝く瞳をキープしてください。