美容成分たっぷりの
皮を余さず摂りたい
香り豊かな柚子

酢の物や鍋料理など、香りづけに欠かせない柚子。この柚子は果汁や果肉より、実は皮の方に美容成分がたくさん含まれています。奈良時代に中国から伝わった当時は、食用ではなく乾かした皮を薬として重用していました。 

美容成分の代表格といえばビタミンC。くすみケアだけでなく、ハリ肌をサポートするので、コラーゲン豊富な鮭やぶりなどの焼き魚をはじめ、ふぐや牛すじ鍋には柚子を皮ごとすりおろすのがおすすめです。

風邪を引きやすくなるこの時季にこそ摂りたいクエン酸も豊富。殺菌作用にすぐれているので、ゆず茶にすれば体の内側から温めながらウイルス対策ができます。 

さらに体の外側からキレイをサポートするのが、爽やかな香り成分のリモネン。血行を促して体を温めるほか、肌の表面に膜をつくって乾燥を防ぐ働きもあります。冬至にゆず湯を楽しんだり、料理の香りづけにしたり、先人たちの知恵にキレイの秘密が隠されていたのです。